我輩の辞書
 SARS(重症急性呼吸器症候群)
2002年11月から中国広東省で発生、患者305名(うち死者5名)に肺炎が起こりました。香港でその感染が急速に拡大、ハノイ、カナダ、シンガポールにも及び東アジアを中心に猛威を振るった新型肺炎。重症、死亡例もあります。
2002年3月15日、WHOはコレを「重症急性呼吸器症候群」(Severe Acute Respiratory Syndrome、SARS)と呼びました。
しかし、世界経済に大きな打撃を与えたSARSは2003年7月5日に8カ月弱の経過でWHOが終息宣言をしました。
SARS終息宣言を受け、この期間に8,098例のSARS症例が報告されました。死者は800人に達しました。症状は38度以上の高熱や咳などこれまでの肺炎やインフルエンザと似ていますが、致死率が高いのが特徴です。不明な点も多いのですが、多くのことが解ってきました。
発症者の多くは(患者に関係した)医療従事者および患者の家族等であり、インフルエンザの様に容易に多数の人に感染が拡大する疾患ではないと考えられています。主要な感染経路としては飛沫感染が想定されています。
致死率は、高齢者で50%を超えることもあります。一方、回復例も多いです。医療従事者に関しても適切な防御策を講じることで、感染を防ぐことが可能と考えられる。有効な治療薬はまだありません。
この時期中国、台湾、ベトナムはもちろん、各国で検疫体制が強化され、旅行の自粛や工場の操業休止など、アジア経済に大打撃をあたえました。
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2005年5月24日現在

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