
我輩の辞書 |
|
| 2001年の米同時多発テロ後にジョージ・W・ブッシュ大統領が述べた一連のテロ対策をベースにした米国の対外政策の基本原則。2002年9月に公表された「米国の国家安全保障戦略」がその集大成です。これは米国の安全保障戦略の歴史的な転換を示すものでした。 |
| 米国と世界にとっての脅威は国際テロ組織であり、彼らをかくまったり、様々な支援をしたりする国家も含まれます。具体的にはイラク、イラン、北朝鮮を「悪の枢軸」と名指ししました。 |
| 最大のポイントは、自衛テロ撲滅には外国政府や国際機関との協力を表明しつつ、そうした国際協力が得られない場合は単独行動主義をとり、自衛のためには潜在的な敵に対して先制攻撃も辞さないことを明記している点です。 |
| 冷戦時代の米国安全保障戦略の基本は、「トルーマン・ドクトリン」と呼ばれる「封じ込め」政策であり、核の均衡を前提とする抑止政策でした。 |
| しかし、ソ連が崩壊して米国が唯一の軍事超大国となる中で、9.11 同時多発テロ事件が起こり、ソ連に代って国際テロ組織という国家を持たない敵が出現し、従来の「封じ込め」政策が通用しなくなりました。新たな戦略を打ち出す必要性に迫られて策定されたのが、「ブッシュ・ドクトリン」です。 |
| 実際、2003年3月、国連決議なしにイラクを武力攻撃し、フセイン政権を崩壊させました。従来の国際法を超える動きであり、国際的な非難を浴びています。 |
関連WEBサイト |