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 アントシアニン
植物に含まれている紫色の色素のことで、抗酸化物質ポリフェノールの一種です。主にワインの原料であるブドウや、ブルーベリー、紫芋、あずきなどに含まれています。視神経の働きを支えているロドプシンという色素の再合成を促して、疲れ目を改善し、視力を向上させます。
水晶体を通じて網膜上に投影された映像を、電気信号に変換して脳に伝える働きを担うロドプシンは、光の刺激によって分解され、暗部で再合成されるというサイクルを繰り返しています。ところが、パソコンのモニターを長時間見るなどして目が疲れてくると、ロドプシンの再合成が分解に追いつかず、必要量を維持できなくなってしまいます。
またロドプシンは、加齢によっても減少します。その結果、目が疲れたり、見えにくくなるといった症状を引き起こすことになります。これをアントシアニンはロドプシンの再合成を促進することにより、目の症状を改善するのです。
またアントシアニンには活性酸素の生成を抑制し、血液をきれいにする作用もあります。農林水産省の実験で、肝障害のラットにアントシアニンを含むアヤムラサキジュースを飲ませると、血液中の有害物質が3分の1まで抑えられました。このことから、アントシアニンは肝機能を向上させることが分かりました。
この他にもアントシアニンには、毛細血管の保護・強化作用、抗潰瘍作用、循環改善作用、抗炎症作用などがあることが確認されています。
最近の研究では、強力な抗酸化作用を持つことから、米国ではガンや老人性認知症の予防効果を示唆する研究結果も報告されています。また、アントシアニンが血圧を上昇させる酵素の働きを阻害することが分かっており、血圧抑制効果が期待できます。
アントシアニンを摂取する際はビタミンCと一緒に摂ると抗酸化作用が5倍になるとの報告もあり、ビタミンCとの同時摂取が望ましいとされています。
2005年5月24日現在
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